最近米国株についてテレビやスマホでも注目されていますね。
しかし、米国株の注目は最近始まったわけではありません。
株ってなに?おいしいの?どっかの森でとれるの?
株って聞いたらどんなイメージをもつでしょう。
難しそう。怪しいんじゃないの?騙されそう。
いやいやお金増えるんでしょ!
っていうかカブって食べ物じゃね。
そんなこんなで今回は株についての記事です。
金融リテラシーが乏しい日本人
少しでも金融リテラシーの知識を得てお金について学んでいきましょう。
それでは、まず株ってなんだろう?という株の起源から紹介していきましょう!
それはそれは昔々の16世紀中ごろ
ヨーロッパではさかんに船を使った貿易が行われていました。
ちなみに貿易っていうのは、外国の相手とモノ(商品)やサービスの売り買いの取引をすることです。
つまり自分たちの商品をほかの国の人に売ったり、ほかの国の商品を買ったりして自分たちの国やほかの国に販売することです。
外国に商品を売ることを輸出、外国から買うことを輸入といいます。
外国で商品を買って、別の外国にその商品を売る三国間貿易(ぼうえき)という形もあります。
しかし、ここで問題になってくるのがほかの国に行くため船で海を渡らなければなりません。
その海を渡るためにリスクがあります。
- 船を造る費用
- 海賊に襲われるリスク
- 天災で船が沈没するリスク
貿易事業は大金が必要で、それを全て失ってしまうというリスクもある事業でした。
そこで、オランダのある会社では費用を集めるために世界で初めて 株(株式) を発行しました。
貿易の利益をもらい、損は出したお金の分まで
お金を出して株を買った人は、貿易で生まれた利益をお金を出した割合に応じてもらうことができます。
もし船が沈没したり、海賊に襲われたりして損をしてしまっても、その損は株を買った人たちで分担することになるので、全ての損をひとりで負担することにはなりません。
たとえ船が沈没して全てがなくなってしまったとしても、株を買った人は出したお金は全て失ってしまいますが、それ以上を要求されることはありません。
航海はリスクがつきものですが、出したお金以上のリスクを背負う心配はないのです。
たくさんの利益を生み出すために大きな船を作る→そのために株を通じてたくさんの人からお金を集め→それによって生まれた利益は株の持ち主に分けて配られます。
この流れが株式会社の始まりです。
株とは元々「安く買って高く売って利益を稼ぐ」ものではなく、貿易事業にみんなでお金を出して(投資)その利益の利益を株を持っている人たちで分けるところから始まったものなんです。
昔は国のため海を渡る人たちのリスクをお金をみんなで出して応援していたんですね。
昔も今も株式投資も仕組みは同じ姿
これは今の株式投資でも同じです。
自分が持っている会社の株の利益を、持っている株の割合に応じて受け取ることができます。
長期的に株価が何倍にも何十倍にもなることもあるし、配当金がどんどん大きくなっていくこともあります。
それに対して損失は会社がどれだけ大きな損失を出したとしても、私たち投資家が損をするのは株を買った金額分までになっています。
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