怒りについて

健康

あなたは自分のことを周りの人たちよりも「短気」だったり「イライラしやすい」方だと思いますか?

そしてその「短気」や「イライラしやすい」自分を嫌になることってありませんか?

今回はそんな「短気」や「イライラしやすい」ことについて書いてみました

「イライラしやすい」「短気」の状態とは

「イライラしやすい」「短気」の状態とは、状況や物事が自分の思い通りならず、相手への堪え性や物事の経過に心の中で不快感が起きて辛抱できない状況のことです

イライラして怒りっぽい人は、何となく気分が落ち着かず、周囲からのちょっとした言葉や音などに過敏に反応してしまい、その結果相手へ不機嫌そうな声で返事をしたり、無視したり怒鳴りつけたりしてしまいます。

その結果怒られた人にとってはあまり関わりたくないと思ってしまい友好関係がなかなか築けなくなってしまいます。

そんな短気な人がイライラしてしまったり、怒りっぽくなったりするのは、何らかのストレスを抱えていたり、そのストレスがなかなか解消しなかったり、自分がそのようなストレスを抱えなければならない理由について納得できなかったりすることが原因と言われています。

自分もイライラしてしまったり、怒ったりするときは、解消できない問題や納得できない状況に置かれていることが多く、心理的にも大きなストレスが気づかないうちに溜まっているんだなと思いました。

つまり自分の現状に対して慢性的なストレス(無力感)と「こうなったのは家族や会社の上司や気の利かないあの人の責任」などといった納得がいかない気持ちを抱えているからです。

こういう他責をしてしまうことで、自分は悪くない、悪いのは自分の周りの環境や人、自分とは違う価値観に目を向けてしまうことでストレスは解消せずさらに増幅してしまうことだって考えられます。

よく「短気は損気」という言葉を聞いたことがあると思います。

これは辛抱することができずにすぐに怒ったり急いで行動すると、結果的に自分にとって損になるということを表しています。

私の祖父もよく「短気は損気」と言っていたことを覚えていますが、父親に祖父の性格を聞いたことがありましたが、それはもう短気だったとそうです笑

確かに常に自信に溢れていて、自分は考えは正しいという雰囲気はありましたが、その裏には勤勉な姿勢と仕事や家庭を守るため常に考えながら必死に行動していたというものがあったから相手へも同じようなことをするようにとストイックになっていたのかもしれません。

だから、父親から見た祖父は「怖い存在」だったと言っていました。

短気な人は怒鳴りやすい、共感性が乏しい

短気な人の特徴には、イライラしやすい、すぐに怒鳴るなどが挙げました。

また、他の人の気持ちがわかっているような事を発言していても、いざそういう状況になった時相手の状況が分かっていないという共感性が欠如している傾向があったりします。

よく「自分の意見が正しい」と思い込む特徴があり、周りの人たちから違った意見を言われてもそれを素直に聞くことができない場合もあります。

そして相手から意見を言われて、自分が思い描く方にスムーズに進めないと分かると露骨に嫌な顔になったり、反応が悪かったり、仕舞いには協力的にならずあなたの思う通りにやってくださいと放棄するケースも出てきたりします。

こんな対応されてしまっては対応に一苦労しますよね。

ただ自分の意見を言っただけであって、正しいか正しくないかということよりも目標にスムーズに進むために違う視点で発言した内容が正しくないから話しを聞かないという姿勢は非常に残念な気持ちになりますよね。

もしかしたら自分はの考え方や先々の展望のイメージが正しかったとしても抜けがあったり目標まで時間がかかったり、間違っているかもしれない可能性もあり、相手がそれに気づいて意見を言っていると考えられるともっと柔軟な考えができると思います。

なので自分の意見と違うと、見当違いなことを言われていると判断してしまいやすいため、他の人からは理解できないことで急に怒りだすこともあります。

その一方で、他人の言動に敏感だったり、予期せぬトラブルの対応に弱かったり細かな部分も気になってしまったりと繊細な面もあります。

短気になる原因はストレスや自信のなさ

先ほども書きましたが短気な人は、ストレスや自信のなさも原因だったりします。

他人の言動に敏感だったり、予期せぬことに弱かったりといった繊細さがあります。

その繊細さによって余裕がなくなっていたり、精神的・身体的疲労によってストレスが溜まっていたりすると、自律神経のコントロールがうまくできなくなって落ち着いた視点で考えられなくなるのです。

また、自信がないというのも短気になってしまう原因の一つにあります。

短気な人は強気なイメージがありますが、裏では小心者で傷つくことを怖がる特徴もあります。

そのため自信を持てないから、周りから舐められたくない、傷つけられたくないという心理から人一倍虚勢を張ったり声を荒らげている部分もあるのです。

あとは怒りっぽい人や気が短い人の特徴に自分なりの決めたルールがあり、そのルールと違うことを他の人がしてしまったりすると不機嫌になったり短気スイッチが入ってしまい雰囲気を悪くしてしまいます。

他には短気な人は周りのことはあまり考えず、自分本位で行動してしまう傾向があったりします。

例えば、周りの人はもっとゆっくりと準備や移動をしたいのに「早く」「遅い」と、せっかちな対応をしてしまい、結果、自分本意な行動が周囲からは落ち着きのない人でもしかしたら「短気」なのかもしれないと思われてしまうケースもあります。

怒りを抑える対策

自分のイライラするポイントを理解する

短所ばかりではなく長所にも意識をする

アンガーマネジメントの中で怒りを感じたら「6秒間」違うことに意識を向ける

自分の中の正しいという価値観を基準で物事を見るのではなく、起きている状況を観察してみる時間を作る

起きてしまったことにイライラするのではなく、どうやったら良い方向に変えられるかを意識する

怒りについて 他二篇 (岩波文庫)

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