風邪の前兆や風邪をひくと、喉が痛くなってしまうという方も多いのではないでしょうか。

喉が痛くなると、喉の痛みやイガイガが気になってしまい物事に集中できないこともあるでしょう。
今回は「喉の痛みを和らげる方法」と「オススメな食べ物」を紹介します。
のどが痛くなってしまう原因
鼻や喉などの「上気道」が、ウイルスや細菌などで感染や炎症を起こします。
上気道とは、「鼻腔(びこう)」「咽頭(いんとう)」「咽喉(いんこう)」の3ヶ所の鼻から喉元までの気道のことを指しています。
上があるなら下もあるのと思った人大正解です。
上気道の下に下気道(かきどう)があります。
ちなみに下気道は「気管」「主気管支」「肺」の3ヶ所を指しています。
話しは戻って喉に感染した場合、ウイルスや細菌を排除するために喉の粘膜に免疫反応に伴う炎症が現れます。
この炎症は痛みや腫れ、赤み、熱をもつことがあり、その反応によって、風邪をひいた時にのどの不快感を引き起こすことがあります。
普通喉は、外敵が入って来ても外へ追いやれる機能が備わっていますが、喉が乾燥していると防御しきれなくなり、感染しやすくなると言われています。
喉が乾燥してしまうと、風邪のウイルスや細菌だけでなく、花粉やタバコ、ホコリ、長時間の会話や緊張状態などで喉が渇いたり酷使することも炎症を引き起こす要因になります。
のどの痛みを和らげる方法
のど飴舐める
喉の痛みは突然現れるため、すぐには病院に行けない場合、コンビニやドラックストアで販売されているのど飴を舐めることで喉の痛みや軽い炎症を緩和してくれます。
薬用・薬用外で売られているので自分に合ったものを購入することがオススメです。
トローチやうがい薬を使う
トローチは喉の粘膜の炎症を抑えたり殺菌、消毒をしてくれる薬です。
ゆっくりとなめているうちに成分がとけ出し、炎症のある部分などに直接作用して効果が出てきます。
そのため、噛み砕いて飲み込んでしまっては効果は少なくなるそうなので噛み砕いても、その後はゆっくり舐めるようにすればギリギリセーフ
ちなみにトローチの穴は喉につかえた場合にも空気を通し、窒息しないという役目をしています。
うがい薬は、扁桃炎や喉の炎症や、口内炎など口の炎症を鎮めたり感染予防、消毒に効果があります。
マスクを着用する
コロナや花粉症予防にも役立つマスクですが、のどの保湿にもオススメです。
マスクを着けると、自分の呼気によって高温多湿になり、炎症による痛みが和らげる効果があると言われています。
他には睡眠中は喉が乾燥しやすくなるのと、風邪で鼻詰まりやアルコールを飲んだ後は、口呼吸になってより乾燥が進みやすくなります。
睡眠中も口呼吸が気になる人は苦しくなければマスクをすることをお薦めします。
のどを潤す・部屋を加湿する
風邪の原因の約80~90%以上はウイルス感染と言われています。
乾燥した環境ではウイルスが空気中に漂う時間が長くなり、感染しやすくなるため、予防の面でも部屋を加湿することをオススメします。
部屋を適度な湿度に保つことで、喉の痛みも抑えられます。
適度な湿度について、室内で快適な湿度は40~60%とされています。
40%以下になると目や肌、のどの乾燥を感じるだけでなく、インフルエンザウイルスが活動しやすくなり、反対に60%以上になってしまうとダニやカビが発生しやすくなります。
そして気道の粘膜が乾燥してしまうと、病原体や異物を追い出す繊毛運動が弱くなってしまい、ウイルスに感染しやすいと言われています。
加湿とあわせて、のど飴を舐めたり、こまめに水分を摂ったりしてのどを潤しましょう。
刺激物の摂取を避ける

お酒や辛いもの、熱すぎるものは、のどから水分を奪ったり、粘膜を傷つけたりすることがあります。
他にはタバコや受動喫煙、カラオケなど大きな声を出すのも喉を痛める要因になるので、そういう行動を避けゆっくり過ごすことが回復の第一歩です。
のどの痛みを和らげるのに良い食材
ハチミツ

喉の粘膜を保護する作用があると言われています。
適度な粘度と高い保湿効果で、乾燥から強力に喉粘膜を保護します。
また喉に付着した雑菌を倒すだけではなく、荒れた粘膜を保護する作用があるのです。
殺菌効果とのダブルパンチで、喉粘膜の保護能力が高まりとてもオススメです。
大根
大根には「ジアスターゼ」や「アリルイソチアシオネート」という成分が消炎作用の効果があります。
消化や吸収を早くするため大根おろしにしてスープや鍋に入れるといいでしょう。
火を通すと作用が弱まってしまうので注意、大根おろしは最後に加えて入れたらすぐに火を止めましょう。

はちみつと大根をセット
おばあちゃんの知恵として知られている「はちみつの大根漬け」
市販薬を飲めない妊娠中に喉の違和感があるときなど大活躍する食品の1つです。
喉の炎症に良いと言われている2つの大根とハチミツをセットにした「はちみつの大根漬け」は、喉を潤し、咳を鎮める効果があると考えられている食品なので効率的と言えます。
レンコン
レンコンに入っている抗炎症作用を持つムチンやタンニンという成分は、血管を収縮させ炎症を抑える収斂作用(しゅうれんさよう)の作用が喉の炎症に良いといわれています。
また、風邪予防になるビタミンCも豊富に入っています。
ちなみに、レンコンは100gあたり48mgのビタミンCを含んでおり、100g食べると1日に必要なビタミンCの約半分を摂取することができます。
他に蓮根湯もオススメ
潤いを与えてくれるので、のどの渇きや痛み、咳、痰などの改善に効果があると言われています。
蓮根のようなゴツゴツしたものは食べにくいし洗ったり調理に手間がかかったりと、胃腸が弱って不調な人や食欲不振や慢性的な下痢の解消や、鼻血、女性の不正出血にも効果があります。
梨
梨には喉の炎症や咳を鎮めるといわれるソルビトールという成分が多く含まれ、90%もの水分もたっぷり入っているので、のどを潤したい時にもいいと言われています。
このソルビトールには、のどの痛み、痰切り、咳止め効果があると言われています。

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